女子バスケットボールが日本男女を通じて初の銀メダルを獲得しました。
世界ランク10位の日本を銀メダルに導いたトム・ホーバス監督は現役時代、日本のトヨタ自動車に所属してプレーしていたそうです。
トヨタ自動車時代に、仕事をしながら習得したという日本語はとても上手で、選手との会話やインタビューも全て日本語なんだそう。
そんなトム・ホーバス監督の現役時代や、日本語でのインタビュー映像などをまとめてみました。
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東京五輪で女子バスケットボールが銀メダルを獲得

バスケットボール女子決勝が行われ、日本はアメリカに75―90で敗れ銀メダルとなりました。
世界ランク10位の日本が世界ランク1位のアメリカ相手に本当によく頑張りましたよね。
バスケットボールでメダルを獲得したのは日本男女を通じて初めて。
トム・ホーバス監督は「スーパースターはいないけどスーパーチーム」と誇っていました。
ネットでも感動の声が!
オリンピックが終わった。
いい物を見させてもらった。
見た中でいちばん感動したのは女子バスケットボール。
女子のバスケとか知らなかったけどすごい運動量とスピード感。
高さを克服するための戦術があった。
パスワークとスリーポイントシュート。
おそらく凄い練習量。— BAKUO (@BAKUO9) August 9, 2021
バスケットボール女子日本代表のプレイに感動した。トムホーバス監督は昭和時代に主流だった根性論とは真逆の #OODAループ思考 を実践して成功した。
夢のビジョン(アメリカに勝って金メダルをとるという夢)を語り 夢を実現する戦略の3Pシュート等のプレイを選手全員が身につけ勝ち進む。— 入江仁之 (@IRIE_Hiroyuki) August 8, 2021
最後まで走って、大きな相手に対して精一杯精一杯 手を伸ばしてディフェンスする姿に感動しました!
バスケットボール女子日本代表に心から拍手を👏👏👏👏👏👏👏
銀メダル🥈おめでとうございます㊗️
— かむち (@kamuchi0_0) August 8, 2021
【画像】トム・ホーバスの現役時代はトヨタに所属
トム・ホーバス監督は異色の経歴の持ち主でもあり、輝かしい成績も残された選手だったようですね。
女子バスケのトム・ホーバス監督ってどこかで聞いたことのある名前だなーと思って調べてみたらコレだ。 pic.twitter.com/QyQFQ6bTa6
— pon1225 (@pon12252) August 6, 2021
トムホーバス、女子メダル確定おめでとう!!!(トヨタ時代)#バスケットボール pic.twitter.com/gtOA0uxBWe
— どろ (@_DoLo_stvk) August 6, 2021
アメリカの大学を卒業後、ポルトガルリーグのスポルティングに行ったが環境が会わずに働きながらバスケができる環境を探していたそうです。
その時に、ニューヨークでトヨタ自動車がトライアウトをやっていると聞いて、1990年に日本リーグのトヨタ自動車に入団。
水道橋の東京本社オフィスで働きながら、トヨタでバスケットボールをしていたそうです。

トム・ホーバス監督は当時の事をこのように語っています。
トヨタでは、海外マーケティング部に所属して海外向け冊子の編集とライティングをやっていた。
仕事との両立は苦じゃなかった。
引用 https://basket-count.com/
トヨタ時代には、4年連続の日本リーグ得点王や、2年連続の3ポイント王を獲得するなど、かなりの実力者であったことがわかります。
現役引退後はコーチの仕事を探していたそうですが、十分な報酬のものがなく、一旦アメリカに帰国し、IT企業で7年間働いて最終的には副社長のまで登りつめたそうです。
2010年にWリーグの現・ENEOSにコーチで呼ばれ再来日。
2017年から代表監督に就任しました。

トム・ホーバス、インタビューでの日本語が上手
トム・ホーバス監督は日本語がとても流ちょうです。
日本語は、トヨタ自動車時代に仕事をしながら習得に励んだそうです。
選手との会話も全て日本語で行うのはホーバス監督の強いこだわりがあるのです。
それは、
通訳を入れると選手の目線が通訳にいく。
このことを嫌っているからなんだそうです。
また、
多少の間違いがあっても自分の言葉で伝えるほうがインパクトがある。
という思いがあるからなんだそうです。
ホーバス監督は、一人一人と誠実に向き合い、心が通じ合う信頼関係を築いていきたい!という思いが伝わってきますね。
ホーバス監督が選手に語り掛ける日本語が心に染み入る動画です。
女子バスケの監督、トム・ホーバスさん日本語めちゃうまいですね。>「多少の間違いがあっても自分の言葉で伝える方がインパクトがある」との考えから選手の指導、マスコミへの対応も日本語である#Tokyo2020 #女子バスケットボール pic.twitter.com/B7klJJ6Ig5
— 清水一行🇻🇳HCM (@shimizuHCM) August 6, 2021
インタビューに答えるホーバス監督の日本語は、とても上手です。
【INSIDE AKATSUKI】2021.07.31 アメリカ戦から一夜明け、気持ち新たにナイジェリア戦へ照準を合わせる!
▶︎ https://t.co/ZJyL8mx9hX女子日本代表は悔しい敗戦から一夜明けそれぞれが胸の内を明かす。ホーバス トムHCが語る母国と日本への想いとは?#AkatsukiFive #観ようぜ日本代表戦 pic.twitter.com/KmRPkAAhHs
— バスケットボール日本代表 (@JAPAN_JBA) August 1, 2021
日本語が上手な理由は、トヨタ自動車時代に仕事をしながら習得に励んだことの他に、もう一つあるようです。
それは、ホーバス監督の妻が日本人であるということ。
家では日本語で会話しているそうですよ。
ホーバス監督はプライベートな投稿をしていない為、奥様の画像も残念ながら見つけることができませんでした。
トム・ホーバス監督プロフィール

名前 :トム・ホーバス
生年月日 : 1967年1月31日
年齢 : 54歳(2021年8月現在)
出身地 : コロラド州デュランゴ
身長 :203㎝
体重 :95㎏
役職 : ヘッドコーチ
ポジション(現役時) : スモール・フォワード
1990年、トヨタ自動車(現・A東京)に入団。
- 4年連続の日本リーグ得点王
- 2年連続の3ポイント王
1994年、NBAのアトランタ・ホークスでプレー。
1995年、独立リーグCBA・ピッツバーグ・ピラニアズを経てトヨタに復帰。
2000年、東芝(現・川崎)に移籍するが、1年プレーして現役を引退。
2016年、女子日本代表アシスタントコーチ就任。
2017年、女子日本代表監督に就任。
今大会限りで日本協会との契約は切れるそうですが、このまま続投してほしいと思ってしまいます。
ホーバス監督自身も
選手とは長く一緒にやっているので仲が良い。ずっと(監督を)やってもいいかなと思う。
と語っています。
今回の東京五輪女子バスケットボールのチームを銀メダルにまで導いたホーバス監督に今後も監督の要請が来る可能性は高そうですね。
まとめ
東京五輪で女子バスケットチームを銀メダルに導いたトム・ホーバス監督。
監督の現役時代や、流ちょうな日本語様子をまとめました。
これから先も、日本の女子バスケットボールの監督として是非ご活躍されていってほしいです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
